(所感)
展示会
非常に大きな展示会であり、まずその規模に驚かされた。
世界各国からの出店があり、その活気にも驚いた。
実際の商談においても、そのスピード感覚と好奇心には驚いた。
すぐ試す、次の日にまたくる、どうやればビジネスになるか、そのような意欲を感じた。日本の展示会は、同業者の馴れ合いのように見えていたので、特にそのように感じた。
ドモの可能性
ドモホルンリンクルは非常にユニークな化粧品に映っているのではないか。デザインは日本語であり、生薬や和漢は展示会でも街でも見かけることはほとんどない。
香りに対する意識が高い文化に感じたが、その中でナチュラルなドモホルンリンクルの香りが受け入れられていたことは驚いた。
UV対策に弱さを感じられていた。確かにあの日差しの中ではドレスで太刀打ちできるか心配。
日本品質への信頼は厚い。確かに、容器のきらびやかさや洗練されたブランディングは他にあるが、細かい設計、色々な気遣いは立派な独自性。タオルを巻いたパッケージなどもその一例。ブースでの英字説明やサンプル・カタログをワンパックにして渡すスタイルも、評価されていたように思う。
自己回復力なども、独自性になりうるだろうが、受け入れる文化があるのか?なにそれ?の世界かもしれない。それくらい対処療法的な考えが浸透しきっているように思う。しかし、決してケミカルを望んでいるわけではない。うまいコミュニケーションあれば、興味をひけるのでは。
街並みから
街のつくりをとってもそう。アクセスの不便さ、高齢者に対する配慮は欠けているように思う。逆にのびしろ、日本の文化の付け入る隙がありそう。若い街なので、これからどうなるか楽しみ。
人自体は優しい、サービス精神豊富に感じる。ぶっきらぼう、無愛想ではない。
広告が非常に少なく感じた。どのようにモノを選び、どのように愛着をもっているのか興味ある。今回はそこまでは理解できず。広告費が高いと聞いたので、広告投下には企業も覚悟がいるよう。
今後について
中東の文化の理解は必須。現地への製品持込みにもハードルはありそうで、有能な人材が必要。
アジア人の肌への憧れも強いと聞き、化粧品を試している反応をみても決して手ごたえは悪くないと感じているが、進化も速い街なので、どこまで本気で取り組めるか。