中国株式市場では上海総合指数が5カ月ぶり安値から反発した。政府が外資規制を緩和したことを受け、上海自由貿易区関連銘柄が買われた。
上海国際港務(集団、600018 CH)と上海外高橋保税区開発(900912 CH)は共にこの1カ月で最大の上昇。国務院が上海自由貿易区での認可規則の一部や参入条件を修正したことが強材料。百視通新媒体(600637 CH )は8.4%上昇。13年間続いた外資企業の据え置き型ゲーム機販売禁止が撤廃されたことが手掛かり。一方で中国建設銀行(601939 CH)など銀行株は売られた。政府がシャドーバンキング(影の銀行)業界に新たな規制を設けたと事情に詳しい関係者3人が明らかにした。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 は、前日比1.61ポイント(0.1%)高の2047.32で終了。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI300指数は0.64ポイント安の2238。