戦場からのメッセージ
作詞/曲 小山晴之
1.まるで習慣のように
今日も東の地平線から
登ってくる朝日が
命の息吹に気づかせる
おはようとつぶやけば
隣には家族の抜け殻
あまりにも儚いこの命が
やっとのことでつながれてた
まだ少し寒い朝の中
人は皆家を出て来ない
疲れ果てた顔を隠してる
目に見えない敵に怯えるように
どこまで耐えればいいのだろう
互いに利など生まれない
いがみ合いを続けてる世界が
僕らに自由と平和を約束する日は
いつなんだろう
2.そしてそれにも飽きたりず
今日も西の地平線には
焼け付くばかりの
紅い夕日が沈んでゆく
さよならとつぶやけど
そこには仲間などいなくて
あまりにも簡単にあの命が
奪われ散った血潮を見た
造り直しただけの街
過去の面影など微塵もない
命惜しさに魅せられて
思いもせずただ逃げ惑うだけ
無惨な爪痕を残して
去って行った砲弾の嵐は
それとともに大切なものさえ
慈悲なく消し去って全てを奪う
ただそれだけ…
世界よ、この声が聞こえるか
その声の先、僕がここにいる
遠く離れたあなたにも届けと
願って腹から叫び続けている
その声がいつか僕たちを
そして世界を救うと信じて…